「神経内科」が扱う代表的な疾患とその症状
- 頭痛
代表的な頭痛には片頭痛,緊張型頭痛,群発頭痛等があります。症状に合わせた正確な治療が必要です。近年,片頭痛に対して新薬も使える様になりました。
- めまい
回転性のめまいは特に脳梗塞の前触れとしての症状であることが多く、専門的な検査と治療を要します。
- 物忘れ(認知症)
アルツハイマー型認知症に代表される認知症は,早期の発見と対策が大切です。進行のスピードを遅らせることのできる治療薬があります。
- 脳卒中(脳梗塞,脳出血)と生活習慣病(高血圧症,糖尿病,高脂血症)
一度病気になれば,必ず後遺症(半身不自由,ボケなど)を残しますので,脳卒中にならない様に予防することが大切です。
CTで見つかる無症候性脳梗塞(頭重感,めまい感などの症状)は,放っておくと脳梗塞症となる危険性が高いので,専門的で確実な治療が必要です。
動脈硬化の危険因子である高血圧症,糖尿病,高脂血症等の内科的疾患を併せて治療することも大切です。
リハビリテーション治療も大切です。
- パーキンソン病
歩きや動作がにぶくなって,手のふるえが見られる病気です。薬による治療が可能ですので,専門医の診察が是非必要です。
- 手のふるえ
パーキンソン病の他に,脳梗塞症でも見られますので,正確な診断と適した治療が必要です。
- しびれ
脳梗塞症の前ぶれであることが多いですので,的確な診察と診断,治療が必要です。
- 歩行や動作のにぶさ
正常な老化現象でも歩行や動作が鈍くなりますが,パーキンソン病などのこともありますので,専門的な診療が必要です。
- 顔面神経麻痺
顔面神経が麻痺したために,眼と口が閉じなくなります。点滴と飲み薬による治療法があります。
- 神経難病
筋萎縮性側索硬化症,脊髄小脳変性症,多発性硬化症,多発性筋炎,重症筋無力症などの治療とケアを行います。
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